知っておきましょう「坪」「平米」「建ぺい率」「容積率」
こんにちは!
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
気づけば2月も終わろうとしていますねぇ、早い!
最近は雨も続いていますしまだまだ風が冷たい日もありますが、
ぽかぽか陽気の日には現場の資材置き場に猫が日向ぼっこをしに来るんですよ。
猫たちも厳しい冬の終わりはうれしいでしょうね♪
さて、いつも家づくりのあれこれをお伝えしているこのブログですが、
私たちが当たり前のように使っている「坪」とか「平米」、
更には「建ぺい率」「容積率」なんて言葉、皆さんにはなじみがあるでしょうか?
日常であまり意識されていない方も多いかもしれないと思い、
今日はそのことについてお伝えしますね。
どれも、家を建てるにあたっては重要なんです。
▼目次
・1坪、1平米(1㎡)ってどのくらい?
・やっぱりわかりやすい「畳」を使った表現
・建ぺい率と容積率
・快適な坪数のめやすって?
・まとめ
1坪、1平米(1㎡)ってどのくらい?
家探しや新築を建てるときに必ず向き合うことになるのが
「〇坪」「〇㎡」といった表記ですよね。
どちらも面積をあらわすもので、平米(へいべい)と平方メートル(㎡)は同じことです。
【1坪とは】
一辺が約1.82mの正方形のこと。
この面積がいくつかというと、1.82m×1.82m=3.3124㎡。
→つまり、1坪というのは約3.3㎡となります。
「約」と言いましたが、実際に端数も含めて計算すると
100㎡で0.05坪の誤差ができてしまいます。
ほんの少しの差とはいえ、地価が高いところでは大きな金額差になりますから
不動産の契約では㎡での表記が優先されます。
坪数で表すにしても、カッコ書きで㎡も一緒に表示されることになっています。
やっぱりわかりやすい「畳」を使った表現
1坪の一辺が約1.8mということと、
その面積が約3.3㎡ということがわかりましたね。
でも、〇坪の部屋、〇㎡のリビング、と言われても
よほど不動産に関わって慣れ親しんでいないとイメージしづらくありませんか?
そこでぱっとわかりやすく表現するためによく使われるのが、
大昔から日本で使われてきた「畳何枚分」という表現です。
「20畳(帖)のリビング」
「8畳(帖)の寝室」
と言われると、だいたいどのくらいかイメージしやすいものです。
ちなみに、「帖」はもともと紙や海苔など薄いものに使われていた言葉ですが、
今では畳と同じ意味の単位として使われるようになりました。
では、1畳の大きさはどのくらいでしょうか?
今は団地用の小さな畳やおしゃれな琉球畳などありますし、
旧来のものにしても江戸間と京間があったりするので一概に言えないのですが…。
山陰地方でよく見られるのは、京文化の影響を受けた1.85m×92.5m。
私たち大工はさらにこれを「尺」とか「寸」で表したりもしますが、
そこはお施主様は知らなくても大丈夫です(笑)。
4.5畳や8畳などと言われると、やっぱりわかりやすいですよね。
建ぺい率と容積率
さて、また難しい話になってきてしまいましたが…(笑)。
建ぺい率は、土地の面積と建物の面積の割合のことです。
その上限は行政ごとに決められていて、平均的には60%程度でしょうか。
土地に対して上限を超える建物は建築できないので、
事前に確認しておくとどんな家を建てたいかイメージできると思います。
土地を100として建ぺい率が50%と定められていたら、
土地に対して半分しか建物に使えないことになります。
もう一つ、容積率は土地の面積に対して建物の1階と2階の床面積の総計割合のことです。
土地が100㎡として、1階が60㎡、2階が50㎡だとすると、容積率は110%となりますね。
これも行政で決められていますので、制限を上回る延べ床面積の建物は建てられません。
建ぺい率も容積率も、市町村役場の都市計画課や建築指導課のようなところで教えてもらえます。
もちろん、私たち大工やハウスメーカーさんも情報を持っていますよ。
快適な坪数のめやすって?
たくさん書きましたが、じゃあ快適な広さを坪で言うとどのくらいなのか?
それが知りたいですよね。
ここに、だいたいのめやすを書いてみます。
◎夫婦など2人暮らしの場合
坪数 10坪~
平米数 32平米~
畳数 18畳~
◎4人家族の場合
坪数 30坪~
平米数 110㎡~
畳数 60畳~
家族の場合は間取りの取り方の希望にもよりますが、
1人につきだいたい10坪(33㎡)で考えると良さそうです。
まとめ
お子さんがいらっしゃるご家庭だと、成長に合わせて家の使い方がどんどん変わっていきます。
最初は一緒に寝ていたのが一人で寝室を持つようになったり、
4人や5人家族だったのが大学生くらいになると家を出て常時暮らす人数が減ったりしますよね。
家を建てる前にはそんなふうに人生設計を考えながら皆さん広さや間取りを考えられます。
私たちも経験を駆使してアドバイスさせていただきますので、ぜひご相談くださいね。
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