階段デザインのいろいろ

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2024/03/01

階段デザインのいろいろ

こんにちは！

広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です！

全国ニュースを見ていると、梅や桜のつぼみが出始めたところもあれば
まだまだ雪景色のところもあるようですし、
日本って場所によってずいぶん四季の流れが違うなぁと毎春思います。

明後日はひな祭りですから、花が見られるといいですね。

さて、今日はお家の階段の話です。

一口に階段と言っても、いろいろな形状があるだけでなく
どこに設置するかで暮らし方に違いが出ます。

ご家族にとってどんなものが使いやすくしっくりくるデザインになるでしょうか？

▼目次
・階段にはこんなに種類がある
・それぞれの階段の特徴
・リビング階段かホール階段か
・まとめ

階段にはこんなに種類がある

上のフロアと行き来する階段。

普段何気なく使っていると思いますが、実はいろいろな形状があるんです。

直階段
上と下を一直線につなぐ、I字状にまっすぐ延びた階段。

かね折れ階段
L字に折れた階段のことで、曲がり角の部分には踊り場が設けられている。

折り返し階段
かね折れ階段の踊り場から更に90度折り返したU字階段のこと。

まわり階段
かね折れ階段の折り返しが踊り場であるのに対し、折り返し部分も階段になっている。
折り返し部分のステップは内側の幅が狭く外側が広い三角状。

らせん階段
ぐるぐるとらせん状に回りながらステップが並ぶ階段。

オープン階段
ステップとステップの間に蹴込（けこみ）板がない階段のことで、別名スケルトン階段とも。

ひな壇階段
壁を作らずステップを見せることで、横から見たときひな壇のように見える階段のこと。

それぞれの階段の特徴

階段の設置は間取りとの兼ね合いが大きく、むしろ鍵になるとも言って良い存在。

事前にどんな家づくりにしたいかよくイメージしておくのが大事ですね。

また、それぞれの階段にメリットデメリットもあるので、
デザインだけでなくそれも理解しておいたほうが良いでしょう。

例えば、直階段は最もシンプルで上り下りしやすく頑丈ですが、
階段下にデッドスペースが生まれてしまうという点も考えなくてはなりません。

かね折れ階段・折り返し階段・まわり階段はデザイン性が高く、
人や物が落下しても途中のカーブで滑り落ちを止められます。

ただし、直階段よりは費用が上がるのと、
踊り場のデザインによってはスペースが必要になってしまうことがあります。

らせん階段はそのおしゃれさに憧れる方もいらっしゃると思いますが、
ステップが三角形になることが多いので踏み込めるスペースが狭く、安全性は低いかもしれません。
また、二階に大きな荷物を上げたい場合もちょっと工夫が必要そうです。

オープン階段やひな壇階段は小さなお子さんですと足を滑らせて事故になる可能性も。
小さなうちはネットをつけるなど対策が必要かもしれませんね。

また、どの階段にも言えることとして、ステップ部分にほこりがたまりやすいです。

アレルギーがある方などはほこりが下に落ちる可能性があることもあることを考えて
間取りを考えたほうが良いと思います。

リビング階段かホール階段か

階段のデザインについてお話しましたが、次に考えたいのが設置場所です。

リビング階段とは
その名の通り、リビングの中に階段を取り入れる形状のことです。
上の階に行く＆部屋から出かける際には必ずリビングを通ることになります。

＜メリット＞
家族でコミュニケーションが取りやすい。
階段をリビングのデザインアクセントにできる。
2階に暖気が届きやすく家全体が暖かくなる。

＜デメリット＞
子どもの友達が遊びに来た時などは必ずリビングを通ることになるので
プライバシーに欠けるところがある。
テレビの音や料理の臭いなどが2階に伝わりやすい点も。

ホール階段とは
玄関ホールに設けられた階段のこと。
リビングを通らず2階に上がったり出かけて行くことができます。

＜メリット＞
2階に暖気が逃げず、逆に2階からの冷気も降りて来にくいので
リビングの気密性が上がる。
音や臭いが気になる家族は2階で静かに過ごせるのも良い点。

＜デメリット＞
冬場だと2階の部屋や廊下がいつも冷えている状態になるので2階の寒さを感じやすい。
また、子どもが知らないうちに友達を呼び入れていた…なんてこともあるかも。
リビング階段より家族間のコミュニケーションがしにくくなることも。