ちょっと苦労しました…塀沿いの物干し小屋づくり
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
今日は、隣町からクロスの張り替えの依頼をいただいて行ってきました。
そろそろ新築物件の現場も始まるので、また忙しくなりそうです。
さて!今日も現場の振り返り記録です!
現場シリーズにご好評をいただきうれしいです。
12月にやらせてもらった改装なのですが、けっこう難しい施工だったのでご紹介させてください。
家の塀沿いに、小屋のような形で洗濯物干しスペースを作ってほしいとのご依頼。
何が難しいかと言いますと、このようにR(アール:丸み)がある塀のため、家の壁との距離が地点ごとに違っているんです。
材料を機械でプレカットしてもらうように外注すれば良いのですが、その指示を出すために図面を描かなければならないうえに工賃も増えてしまうので、自分たちがその場でやることにしました。
幅が広いところと狭いところと曲がっているところだらけなので、現場で細かく採寸をしながら材料を加工して取り付けねばならず、なかなか大変でした。
特に難しかったのは、小屋の屋根部分です。
壁と柱までの距離が一定だったら勾配を出せるのですが、距離がまちまちだと勾配も場所によって変わってしまうので、すごく細かい作業になりました。
とひをかける(固定する)にしても、なにせRになっているため折れ点がいっぱいあり、真っ直ぐのところがない。
そのため、一つひとつ加工する前に現調(げんちょう:現地調査)して、折れ点の角出し(すみだし:角度を測る)をして、それから一か所ずつ加工して正確に取り付けて…。
やっときれいに並びました。
家の形となじむようにしてもらいたいという要望でしたので、ガルバを貼ってカーポート部分も組んで、階段やR部分との兼ね合いを計算して窓や扉を作り、取り付けました。
どうでしょうか、塀のRや家の壁となじんでますか?
▼before
▼after
反対側の角度からも。
やっと完成して、笑顔の職人たちが写り込んでいますね笑
ちなみにこちらの邸宅は宗像工務店が建てた家ではなかったのですが、親戚の方から噂を聞いて問い合わせてくださったそうです。
うちはあまり宣伝していないので、そんなふうに口コミやHPを見て問い合わせしてくださる方が多いです。
難しい工事だったせいか、他の会社さんが請けてくれなかったという経緯があったそうで、無事にお困り事が解決できてよかったです!確かにやねこい作業ではありました…笑。
(やねこい=広島弁で難儀という意味です)
こちらのお宅では、和室の改装とフローリングの張り替えも同時にやらせていただきましたので、また機会があればそちらもお伝えしますね。
昔ながらの家づくりも、モダンな家づくりも、そしてこんなふうに施工技術を問われる細かい作業も、楽しんでやらせていただいています。
ご相談事がありましたらぜひお問い合わせください!
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