フローリングの状況はいかがですか?
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
先日、解体工事をさせていただいた古民家の現場で、年代ものの立派な囲炉裏を譲り受けました。
いつか新しい場所でまた使えるように、ありがたく丁寧に解体させていただきましたよ。
昔ながらの技術や道具に触れると、宝物を見つけたような気持ちになりますね。
日本の大工をやっていて良かったなぁ~と感じます^^
(Instagramのストーリーズより)
さて今日は、ご用命が多い床の張り替え工事について書いてみようと思います。
畳については何度か取り上げているので、今回はフローリングの場合をご紹介しますね。
(畳のことは「意外とカンタン、畳の掃除」「畳の適切なお手入れについて」など過去の記事を見てみてください♪)
▼目次
・フローリングの劣化症状と張り替え時期
・フローリングの張り替え工法2種
・無垢材の張り方
・まとめ
フローリングの劣化症状と張り替え時期
木の床は、材質によってメンテナンス時期が変わります。
目安として無垢のフローリングならだいたい30年、合板フローリングなら15~20年、フロアタイルは10年ほどで傷みが目立つことが多いようです(ちなみに畳は20~25年くらい)。
あくまで目安なので、湿気などによる虫食いやきしみなどがあれば、すぐに修繕してください。
フローリングの場合の劣化症状は、次のようなものです。
■ キズや汚れが増えて目立つようになってきた
■ 表面にへこみが目立つ
■ 紫外線による色あせがひどくなってきた
■ はがれてきた
■ 歩いた時に床が鳴る
■ 歩いた時に床が沈んだりフカフカする感じがある
このような症状が複数あったりしませんか?
劣化した床をそのままにしていると表面がボロボロになってケガをすることもありますし、水分が入って床下の腐食が進み、地震などで倒壊しやすくなることも考えられます。
また、症状がなくても部屋の雰囲気を一新したいとか、お子さんが生まれてアレルギーが気になるとか、ペットのために滑りにくい素材にしたいなど、張り替えの理由はさまざまあると思います。
床は面積が広いぶん雰囲気づくりにも大きな役割を担っていますので、プチリフォームとして検討される方もいらっしゃいます。
フローリングの張り替え工法2種
フローリングのリフォームには、元の床材の上に新しい床材を重ねて張る「上張り(重ね張り)」という工法と、古い床材を全てはがして新しい床材を張る「張り替え」があります。
上張りは、工事の粉塵や騒音も少なく短い工期で手軽に済みますが、下地の傷み具合を確認できないデメリットもあります。
また、元よりも厚みが出てしまうので、ドアの開閉などでぶつからないかしっかり確認することも必要です。
一方で張り替えは、床材を全てはがして下地のチェックもした上で新しいものを張るので、床の健康診断も兼ねることができます。
デメリットは、工期も費用も上張りより増えることです。
無垢材の張り方
こちらは、無垢材の床張りの様子です。
数日前から開梱して空気になじませた板を一枚一枚並べていくのですが、無垢材は湿気を含むとわずかに膨らみ、逆に乾燥すると縮みます。
ですから、ぎゅうぎゅうに詰めて並べると板同士が押し合って床が浮いたりすることがあるので、意図的に0.3mmほどの隙間を作る必要があるのです。
板の間に挟んでいる緑の紙はスペーサーと呼ばれる名刺ほどの薄さのもので、後から抜きます。
段差ができないよう並べて均等に隙間を作り、角や柱の形を計算しながら正確にカンナをかけつつ施工していきます。
専用のゴムハンマーで叩きながら全部張り終えたら、接着剤が乾くまで板が反らないように養生テープで固定。
最後に壁と床の境に巾木を取り付けて終了です。
まとめ
床の張り替えは年間を通してよくお問合せいただく施工です。
フレッシュな木の香りがする床はとても気持ちが良いですし、家の安心・安全のためにも床の状況は定期的に見直したいですよね。
また、色柄がプリントされたクッションフロアやカーペット、タイルなどももちろん施工可能です。
物をよけていただくなどのご不便をおかけしますが、なるべく迅速に行ってまいりますのでお気軽に現地調査のご依頼をいただければと思います。
お見積りや素材のご相談など、お待ちしております。
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