バリアフリーのリフォームにはどんなものがある?
こんにちは!
広島県の安芸郡熊野町を中心に、地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
朝の寒さがきびしくなってきて、出かけにくい日も多くなってきましたが、
ひとたび現場に入れば気合十分!
動いていればすぐにポカポカになります。
さて、最近ではお若いご家族も将来を見据えて平屋を建てられたり、
バリアフリーを意識されている様子が感じられます。
長く暮らしていく家ですから、
早くからイメージしておかれる方が良いかもしれません。
今回は、そんなバリアフリーのリフォームのお話です。
▼目次
・バリアフリーの目的
・場所ごとに見るバリアフリー
・バリアフリーリフォームを行う時の注意点
・まとめ
バリアフリーの目的
バリアフリーにする目的は、主に2つ。
●事故の危険性を減らす
●体の負担を減らす
バリアフリーと聞くと、つまずき防止や車いすのスムーズな通行のための
段差解消を思い浮かべる方が多いと思いますが、
この目的を成す意味ではもっといろいろあるんです。
例えば手すりを設置することやドアを変更すること、
さらには温度や明るさの差をなくすという部分もバリアフリーです。
もっと言えば、ご高齢の方や障害をお持ちの方でもお掃除しやすくするために
設備を入れ替えることもバリアフリーのリフォーム。
つまり
「年代や体の状況に合った暮らしやすい家にする」
ことを広くまとめてバリアフリー化すると言えますね。
それでは、家の中のどんな部分をバリアフリーにリフォームできるか見てみましょう。
場所ごとに見るバリアフリー
<玄関>
玄関はスロープなどで段差をなくせば、車いすや杖を使う方にやさしい玄関にすることができます。天候によってはスロープが滑りやすくなることも考えられるので、転倒事故が起きないよう素材を選びましょう。土間部分は、車いすを転回できるスペースも設けたいですね。
<洗面所>
車いすに座ったままでも使用できる高さにすることはもちろん、出入口を広く作っておくことも重要です。タオルなどを置く収納棚の高さも手が届くようにしたいですね。
<リビング>
家の中で一番広く取られていることが多いリビングは、歩行距離も長くなりがち。適切な場所に手すりを設置したり段差を無くすことができれば過ごしやすくなりますね。床材も、杖や室内履きで転倒しないような素材に張り替えるリフォームが考えられます。
<キッチン>
高さ調節が可能なキッチンや危険の少ないIHコンロにリフォームすれば、安全に調理することができます。手が届きやすいレバーハンドルの水栓にすることや、手元がしっかり見える照明の導入もバリアフリーのポイントです。また、万が一のためガスや火災の警報器、消防署に通報してくれる設備などもあれば安心です。
<スイッチ>
意外に気づかないのが、照明のスイッチ。車いすに座ったまま押せる場所に設置できれば良いですが、リモコンを導入したり、大きめのスイッチや暗闇でも光るスイッチを取り入れるなどさまざまありますので比較してみてください。
<ドア>
押したり引いたりして開閉するドアは、ドア自体の重さや開閉角度を保つのが、車いすの場合に難しいことがあります。できれば出入口は引き戸にすると生活しやすくなると思います。
<トイレ>
トイレば非常に狭い空間なので、歩いて入るか車いすで入るかで出入口の幅に差が出ます。車いすの場合は80センチ以上の幅が必要かつ中にも広さが必要となるので、よく検討されることをおすすめします。もちろん段差レスで、手すりは縦と横の両方を設置して伝って立ち上がれるよう考えます。
<浴室>
浴室は、床が水や石鹸でぬれるのでとてもすべりやすいです。そのため、まずは水はけが良くクッション性のある床素材に変えることを第一に考えましょう。浴槽は介護向けのものがさまざま販売されていますので取り入れても良いですし、最低限腰かけがついたデザインものが良いと思われます。ヒートショック防止の浴室暖房機や昇降機、緊急呼び出しボタンといったものも家庭向けのものがさまざまあります。
ここにあげた例は、ほんの一例です。
年齢や障害で生活のあらゆる場面・場所に不便が生じる可能性が出てきますので、
慎重な目線で必要なものを取り入れられると良いですね。
バリアフリーリフォームを行う時の注意点
最も重要なのは、住まう人の生活動線と動きを徹底的に考えて計算することです。
ご本人と工務店が確認しながら導入できれば良いですが、
将来のために導入する場合は想像力が必要となります。
そのため、最低限のものを設置しつつ
広さだけを取っておくという考えも良いですね。
また、高齢者や障害者だけでなく家族みんなが快適かつ安全に暮らせる配慮も必要です。
他の家族のストレスにならないかも考えてみましょう。
このあたりは、工務店にご相談いただければいろいろなアイデアが出てくると思います。
まとめ
ライフステージに合わせて大切な家をバリアフリー化するのは、
快適な生活に必要なことと言えます。
その時が来てから大掛かりな工事をすることもできますが、
ある程度将来を見据えた間取りをしておくことも大切ですよね。
また、もし今すぐ介助が必要な方のためにリフォームするとしたら、
市区町村から介護認定がおりればリフォーム費用に対して住宅改修費が補助されます。
減税措置もありますので、着工前に相談してみても良いかもしれません。
私たち宗像工務店も、住む人を第一に考えた優しい家づくりをお手伝いします。
一度ご相談ください。
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