無垢材の適材適所

こんにちは！

熊野町など安芸郡を中心に地元密着で、新築・リフォームを行なっている宗像工務店です！

いよいよ12月になりましたね。

今年は暖冬と言われていますが、外での作業はやっぱり寒いので
これから春までしっかり着込んで作業したいと思います。
 

さて、今日は以前にもお話したことのある無垢材のお話をしますね。
 

前回は無垢材の種類についてお伝えしましたが、
今日は実際にどんな暮らしになるのかをもっとイメージしていただける内容になればと思います。
 

▼目次
無垢材の種類とおすすめの場所
メンテナンス
ペットとの相性
無垢材と健康の関係
最後に

無垢材の種類とおすすめの場所

無垢材は天然の木から切り出された素材のことで、接着剤などが使われない自然の風合いが魅力です。
 

パイン材、スギ、ヒノキ、サクラ、チェスナット（クリ）、

ウォールナット（クルミ）、オーク（ナラ）などさまざまありますが
それぞれに強さや色味、手触りなどに特徴があるんです。

せっかくなら、その特性を生かして適材適所で取り入れたいですよね。

 

＜リビング床＞
傷がつきにくく丈夫で加工しやすいため、床材に人気なのがオークです。木目も美しいですし、床一面に広がると無垢の家らしさが演出できるのではないでしょうか。比較的耐水性にも優れていますし、年々味が出てくるのでおすすめですよ。
 

また、冬は冷えにくく夏はサラッとした足触りのスギも人気があります。オークに比べるとやわらかいため傷がつきやすいのですが、味わいとして受け入れたりその都度修復をすれば問題ないと思います。
 

＜寝室床＞
素足で静かに過ごすことが多い寝室床におすすめなのが、パイン材です。衝撃を吸収してくれるやわらかさとなめらかさがあるため、歩くととても気持ちが良いんです。ナチュラルな明るさとカントリー風の木目が特徴なので、やさしい雰囲気のお部屋がお好みの方にはぴったりだと思います。

＜子ども部屋＞
お子さんが小さいうちはリビングで過ごす時間が長いと思いますが、一人で机に向かうような年齢になると自室で過ごす時間も増えますよね。そこでおすすめなのが、集中力が高まる深い色合いのウォールナット。また、オーク材の重厚感と中間色も心と体を落ち着かせてくれるリラックス効果が期待できるのでおすすめです。

＜洗面所＞
湿気がある場所に無垢材は向いていないとイメージされるかもしれませんが、実は調湿効果と消臭効果があるスギは洗面脱衣所に最適なんです。室内干しをしても生乾きの嫌な臭いを吸収してくれます。

＜浴室＞
ご家庭でなかなか取り入れる方は少ないかもしれませんが、「檜風呂」で知られるようにヒノキ素材はお風呂場に使っていただける素材です。水に強く雑菌が発生しづらい、また香りに癒し効果もありますよね。ただ、コストはかなりかかります。

＜壁＞
壁一面に無垢材を使われる方は少ないかもしれませんが、リビングの一部や寝室のベッドのヘッドボードなどにアクセントとして取り入れたいという方はいらっしゃいますよね。
そうした部分は思い切って床に取り入れられなかった素材を選んで楽しむのも良いかと思います。

メープルのツヤ、パイン材の白さなど、ぜひ見本を当ててみていろいろ考えてみてください。

メンテナンス

総じてどの無垢材で気を付けなければならないのは、
水や油分がついたらすぐにふき取るということだけです。

日々の掃除は掃除機をかけるだけでOK。お掃除ワイパーを使う場合は
ウエットではなくドライタイプにしてくださいね。

部分的にひどく汚れた箇所がある場合には、固く絞った布で拭いてください。

たいていの場合は表面が自然塗料で仕上げられているので、
あまりゴシゴシとしないようにしたほうが良いでしょう。

ご自身でオイルメンテナンスをされたい場合には、
もともと使われているものと同じメーカーのものでされたほうが良いと思います。

ペットとの相性

ペットがいるご家庭だと、傷や粗そうのあとが気になりますよね。

こまめな爪のお手入れとおトイレのしつけが一番ですが、傷や汚れは避けられないと思うので、
拭いても残った痕は家族の思い出として受け入れていくのが良いと思います。

オイル仕上げの床面でしたら濡れタオルの上から軽くアイロンをおしあてるという方法や、
ヤスリでこすってオイルで仕上げるなどの方法がありますよ。

ウレタン塗装の場合は市販の補修ペンなどで隠すのが目立たなくさせる手段かと思います。

何年かに一度プロに頼んでメンテナンスするというのも手でしょう。

無垢材と健康の関係

無垢材は化学物質や接着剤が制限されているのでアレルギー反応が起こりにくいと言えます。
また、温もりや快適性からリラックス効果をもたらしてくれますし、
調湿効果で心地よい空間を作ってくれます。

音を吸収して反射させないので、騒音や振動を軽減する効果もあるでしょう。

最後に

目にも感触にも優しい無垢材。それぞれの樹種にそれぞれの魅力がありますし、
家族とともに素材も成長していくのはなかなか味わい深いですよね。

なんと言っても香りが良いので私たち職人も無垢材に囲まれて作業するのが大好きなんですよ。

無垢材の魅力を知っていただき、ぜひ家づくりに取り入れていただきたいと思います。

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