古民家が寒い理由…解決策は?
こんにちは!
広島県の安芸郡熊野町を中心に、地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
今年は全国的に一気に寒くなったところも多いのではないでしょうか。
11月なのにまだまだ暑いと思ったのも束の間、広島も急激に冬のような風が吹いています。
さて、そうなると気になるのが室内の寒さです。
私どもにリフォームの依頼をいただくお客様の中には
築50年以上の古民家に住まれている方がたくさんいらっしゃり、
寒さ対策の施工もたくさんやらせていただいています。
親御様のお家を引き継いでいらっしゃる方や田舎暮らしを始められた方など
古民家の寒さにお困りの方はいらっしゃいませんか?
今日は古民家の寒さ対策についてお伝えします。
▼目次
・古民家が寒いワケ
・個人で手軽にできる寒さ対策は?
・リフォームでできる寒さ対策は?
・まとめ
古民家が寒いワケ
そもそも、古民家はなぜ寒いのでしょうか?
理由その1)建物に断熱材が使われていない
まずはこの理由が大きいでしょう。
実は日本の家屋に断熱材が使われるようになったのは、
1979(昭和54)年に省エネ法ができてからなんです。
省エネ法は、ご存じの通り燃料資源の無駄遣いをなくそうというもの。
そのため、建物自体に断熱性が求められるようになりました。
つまり、それ以前に建てられた家屋には断熱材が使われていないということですね。
このことが、寒さの原因になっています。
理由その2)隙間風が多い
次にあげられるのが、隙間風。
古さから建物の構造に歪みが生じていることだけでなく、
ドアと違って引き戸が採用されていることも大きな理由になっていると思います。
戸の隙間からビュービュー風が入ると同時に室内の暖かい空気が外に逃げていってしまうので、
お部屋が冷えるのは当然のことになってしまいます。
また、多くの古民家は広い土間があり熱伝導率が高いコンクリートが使われているので、
そんな隙間風にあたった土間から底冷えすることも関係します。
理由その3)単板ガラスが使われている
もう一つあげられる理由が、窓に単板ガラスが使われていること。
窓は熱の移動経路です。暖かい空気が薄い一枚ガラスの窓を通して逃げていき、
さらに外気の冷たい空気でガラスがキンキンに冷やされて室内に影響してしまうんです。
現代の建物はほとんど複層ガラスになっていたりサッシが気密性の高いものにされているので、
古民家でまず寒さ対策を考えるならばこのガラス対策はとても効果的だと思います。
個人で手軽にできる寒さ対策は?
古民家の寒さ対策で個人が一番手軽にできるのは、
ホームセンターなどで入手できる隙間テープを窓のサッシや戸の隙間に施すことかと思います。
隙間風を防ぐことができれば、体感的にだいぶ違うと思いますよ。
もう一つは、ガラスを伝って熱が出入りしないよう窓に遮熱素材を貼る、
もしくは遮熱カーテンを下げることも効果が見込めます。
また、室内の暖房効率を上げることも考えてみると良いかもしれません。
ファンヒーターなどパワフルな器具を使って素早く温風を届けられれば、温まるのが早いですよ。
ただし、せっかく温めても逃げていく熱も多いので、暖房費はさかむことになってしまいます。
ヒーターと同時に、天井にシーリングファンも設置できれば
天井の高い古民家で温かい空気が上に行ってしまうのを防ぐことができますね。
リフォームでできる寒さ対策は?
一方で、私たちプロのリフォーム会社でやらせていただける古民家の寒さ対策工事をご紹介します。
・窓ガラスを複層ガラスまたは二重構造に入れ替える
・窓のサッシや戸まわりなどの建具を気密性高いものに交換する
・壁にグラスウールなどの断熱材を入れて気密性をUPさせる
・土間のコンクリートを冷えにくいものに変える
・床下に遮熱シートを施工する
このような工事があげられます。
古民家の寒さ対策の肝は気密性・蓄熱性を上げることですので、
物理的なものを取り入れてブロックしたり追加することは大きな違いになります。
まとめ
寒さ対策は、手軽に行えるものから床や壁をめくるような工事まで、さまざまな方法があります。
せっかく古民家を維持されていらっしゃるのでしたら、
ぜひ一工夫加えて快適な暮らしをしていただきたいですね。
宗像工務店では、現地に伺ってご予算やご希望の工期にあわせながら
さまざまな提案をさせていただきます。
ぜひ一度ご相談下さい!
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