廊下は要る?要らない?
こんにちは!
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
ゴールデンウィークも終わりましたね~。
広島にもたくさんの観光客が来たみたいです。
これから梅雨を越えたら夏。
今年は暑すぎないよう、外仕事の私たちは願っています(笑)。
さて、皆さんの家に廊下はありますか?
昔から、廊下に沿って部屋が配置されている家が多いですが、
最近は廊下のない間取りも増えているんです。
廊下ってなくてもいいの?
それってどんな家になるの?
という声もありそうですが、意外に廊下がなくても間取りは成立するんです。
▼目次
・廊下の役割とは?
・廊下をなくすメリット
・廊下がない家の注意点
・アイデアで廊下を生かす
・まとめ
廊下の役割とは?
廊下は、ご存じのとおり部屋と部屋を行き来するために通る室内の通路のこと。
移動のために存在しているとも言えるので、
考え方によっては無駄なスペースとも取れますよね。
一方で、家全体にゆとりをつくってくれる存在でもあり、
それぞれの居室にプライバシーをもたらしてくれる役割も持っています。
音・におい・光がダイレクトに隣の部屋に行かないよう遮ってくれるので
部屋間の緩衝スペースとしても一役買っていると言えますね。
一般的に廊下は90cm程度の幅で造られていますが、
車いすが通る場合や廊下の途中に洗面所や物入れを設ける場合などは
それ以上で設計されることもあります。
廊下をなくすメリット
廊下に使っている1m前後の幅を部屋に組み込めたら、単純にそのぶん居室が広くなります。
さらに、廊下と部屋を間仕切る壁や扉も不要になりますから、コストも下がりそうです。
また、部屋移動の動線が短くなるのもメリットとして聞かれます。
これまでは「Aの部屋を出るためにドアを開ける→廊下に出る→Bの部屋のドアを開けて入る」
だった移動が「Aの部屋とBの部屋の間のドアを開ける」だけでできるようになるからです。
家族に声をかけるにも近くなりますし、これまでは玄関から廊下を通って自室に行っていた子どもが
リビングを通るようになって顔を合わせる機会が増えるのも良い点かもしれません。
冷暖房が各部屋に伝わりやすくなって家全体の温度差がつきにくくなるとも言われています。
また、廊下をなくすぶん室内をコンパクトに造って建物全体の面積を減らせば
庭や駐車スペースを広くすることもできます。
廊下がない家の注意点
廊下がないことによるデメリットも考えてみます。
第一に認識しておいたほうが良いのが、音や光の影響。
メリットとして家族の距離が近くなることも事実ですが、
そのぶん寝る時間に隣の部屋の光が漏れてくる、音楽がうるさい、
といったことも起こり得ます。
その場合は隣接する壁にクローゼットを作るとか、
受験生の部屋をLDKのテレビが影響する場所に割り当てない、など
ちょっとした工夫や配慮も必要になってきます。
また、廊下をなくすことで玄関からリビングが丸見えといったことにならないように
ホール部分を少し広めに造ることやL字型の間取りにするなどの工夫もしたいですね。
廊下をなくすメリットを取るためにデメリットを解決する工夫はとても大事になってくるので、
ぜひプランニングの段階で盛り込んでください。
アイデアで廊下を生かす
廊下をなくすメリットをお伝えしてきましたが、廊下を完全になくす決断ができないという方は、
廊下を設けつつ通路以外の機能を持たせて活用するのもアイデアです。
例えば、広めの廊下であればワークスペースとして使うとか、
図書コーナーとして使うなどいかがでしょうか。
そこまでスペースがないようでしたら、絵画や写真を飾ってギャラリーにするのも楽しいですし、
柵やフックを取り付けて小物や衣類の収納に使うのも良さそうです。
特に、玄関前の廊下は何かと身支度に使える可能性もあるので
無理に無くさず手洗い場などを設けると花粉やウイルスを持ち込まず良いかもしれません。
通るだけの廊下でなく、空間として利用するのも手ですね。
まとめ
廊下のない家はコンパクトな動線と広い室内を実現できますが、
同時にできてしまうデメリットへのちょっとした工夫も必要です。
そこだけできれば居室の広さや動線の効率化が叶うので、
廊下をなくす選択は大きなメリットと言えると思います。
家づくりやリフォームをお考えの方はぜひ廊下の必要性について考えてみてくださいね。
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