使いやすいキッチンを考える
こんにちは!
広島県の安芸郡熊野町を中心に、
地元密着で新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
最近はちょっと遠くの現場に行くことも多くて、バタバタしています。
床張り、屋根修繕、新築現場といろいろやらせていただいて張り切っていますよ~。
さて、今日はリフォーム依頼の中でもご要望が多いキッチンについてです。
新築の際にも皆さん慎重に検討されています。
使いやすいキッチンって、どんなものでしょうか。
今回は「サイズ感」を中心にご紹介してみたいと思います。
▼目次
・使いやすいキッチンの高さ
・天板の奥行きと素材
・いろいろなレイアウト
・まとめ
使いやすいキッチンの高さ
キッチンに立つ時間は決して短くないので、サイズが合っていないと体が痛くなったり疲れたりしてしまいます。
標準的な高さは85㎝が多いですが、日本工業規格(JIS)により80cm、90㎝、95㎝も流通していますので、どれが合うか検証してみてください。
使う人の身長をきちんと検証せず決めてしまうと…
・包丁に力を入れにくい
・鍋をのぞきにくい
・洗い物のとき肘までぬれてしまう
・足腰が痛くなる
ということが起こりますので注意してくださいね。
ではどうやって高さを選ぶか?
それは、メインに立つ人の身長から計算するのが一番です。
計算式は【身長(cm)÷2+5】と言われています。
例えば162cmの方だと【162÷2+5=86】で、高さ85cmのキッチンがちょうど作業しやすいとされます。
この計算をまとめると、大まかに次のようになります。
----------------------------------------------------
<身長> <キッチンの高さ>
150cmくらい 80cm
160cmくらい 85cm
170cmくらい 90㎝
----------------------------------------------------
ただ、これはあくまで目安としての数字なので、やはり一番良いのはショールームで実際に立ってみることです。
その際、普段キッチンでスリッパを履くのであれば持参するとか、キッチンマットを敷きたい場合は想定して考えることなど忘れないようにしましょう。
天板の奥行きと素材
一般的な天板の幅(横に広がる長さ)は、約250㎝前後です。
このサイズ内にシンク・コンロ・ワークスペースが並ぶのが、効率が良いとされています。
もっと作業スペースが欲しい場合は、横に広げると移動が増えて使いにくくなると思うので、L字型にしたり後ろにカウンターを設けるなど別のレイアウトを考えられるのがおすすめです。
天板の奥行きは、壁付けの場合60~65cmが標準です。
アイランドキッチンの場合は反対側へ水や食材が落ちるのを防ぐために、奥行き75cm~90cm程度あると安心です。
素材は、ステンレス、メラミン、タイル、人工大理石があります。天然石もありますが、コストがぐんと上がることが知られていますよね。
プロの調理場ではステンレスが使われていることからもわかるように、ステンレストップはコストも耐性も清掃のしやすさも抜群ですから、不動の人気です。
傷対策のためにステンレスにエンボス加工をしたり、インテリア度を上げるために水栓や周辺のあしらいを工夫されるのも手ですね。
いろいろなレイアウト
サイズや素材についてお伝えしましたが、レイアウトについても選択肢がいろいろあります。システムキッチンの型は主に次の4つです。
◇I型…シンク・コンロ・作業台が壁に向かって一列に設置されている
◇L型…直角に曲がったキッチンで壁付けにも対面にも設置できる
◇ペニンシュラ型…半島のように、天板の片側が壁にくっついて設置されている
◇アイランド型…島のように、どの壁にもくつかず独立して設置されている
また、それぞれの間取りによってこれを壁付けするか、対面にするかなど設置の仕方も選択できることがありますので、設計の打ち合わせでいろいろ相談してみてください。
まとめ
色やデザインなどに目が行きがちのキッチン選びですが、サイズへの意識はとても大事です。
使う人は誰なのか、そこに身長差がある場合は誰をメインに考えるのか、もっと言えば長い暮らしのイメージも必要になってきますので、家族構成のことなども考えてみると良いと思います。
たくさんの組み合わせと選択肢があるので、キッチンの入れ替えや新規設置をお考えの場合はぜひショールームなどにも足を運んで検討してくださいね。
お困りのことがあればご相談ください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
些細なご相談でも、お気軽にお問合せ下さい!
宗像工務店へのお問合せはこちら。