シロアリの特性と対策
こんにちは!
熊野町など安芸郡を中心に地元密着で、新築・リフォームを行なっている宗像工務店です!
11月になりましたね〜!
ここから年末までは、あっという間ですよね。
元気に駆け抜けたいと思います〜!
今回はシロアリの特性と対策についてお話したいと思います。
先日、床下工事のご依頼があったので工事をおこないに行きました。
床の状態を見る限りではシロアリがいるようには思わなかったのですが…
工事を行ってみると、土台となる木の中身がシロアリに食べられているのを発見しました。
シロアリは大切な家をダメにしてしまう恐ろしい昆虫です。
そのため、シロアリの特性と対策をきちんと把握して大切な家を守っていきましょう!
シロアリの特徴
シロアリ被害は古い住宅に多いイメージがありますが、その件数は火事被害のおよそ4倍と言われ、新築間もない住宅でも被害が多数報告されています。
シロアリは約3万種類いる昆虫の中で唯一木材を栄養にする昆虫です。
見た目や生態がアリと似ているためアリという名前がついていますが、系統的にはゴキブリに近い種類に分類されています。
そしてこのシロアリの侵入経路の9割が床下からです。
シロアリが羽アリとして飛んできて、家の中に侵入すると思われている方が多いですが、シロアリから羽アリへは数パーセントしかなりません。
また、家屋に被害を与えるシロアリは主に3種類存在することをご存じですか?
ヤマトシロアリ
日本のシロアリ被害のおよそ8~9割はヤマトシロアリと言われており、自宅でシロアリらしき虫を発見した場合は、ヤマトシロアリという可能性が高いと言えます。
日本で最も広い地域に分布しているシロアリですね。
加害場所を巣にする習性があるため、床下の木材など加害した場所をそのまま巣にすることがあります。
4月~5月の気温が高い昼間に羽アリが発生するため、春先の日中に羽アリが飛んでいるのを見かけたら、ヤマトシロアリが潜んでいる可能性が高いです。
イエシロアリ
被害件数はヤマトシロアリより少ないものの、食害スピードが非常に速く、駆除が遅れると住宅に重大な被害をもたらすといわれているのがイエシロアリです。
その理由がひとつの巣に100万匹を超える個体数が存在するからです。
床下だけでなく天井裏まで加害するため、イエシロアリに住み着かれてしまうと家屋全体に大きな被害が及び危険です。
そんなイエシロアリは暖かい地域の沿岸部に生息しています。
イエシロアリの羽アリは6月~7月の夕方から夜にかけて発生する場合が多く、夕方以降の街灯や家の明かりに集まることがあります。
アメリカカンザイシロアリ
アメリカカンザイシロアリは、輸入家具の中に住み着いてそのまま一緒に日本へやってきた外来種のシロアリです。
ヤマトシロアリやイエシロアリと比べると少し大きめの体をしており、羽アリは、6月~10月の日中に発生するといわれています。
他の2種類と比べるとまだまだ発見報告数は少ないですが、少しずつ生息範囲を増やしています。
アメリカカンザイシロアリは乾いた木材を巣にするので、他の2種のように土の中から蟻道を作って侵入してこないことや、加害スピードが比較的遅いことから非常に発見が難しいシロアリです。
シロアリ対策
もし自分の家がシロアリに食べられていたら…
①シロアリの被害箇所にドリルで9mmほどの穴を開け薬品を入れていきます。
可能であれば、木栓で穴を塞いでおきます。
②木部の表面には蟻道の活動範囲に対して、ムラ無く薬剤を散布します。
③地表面にも薬剤の散布を行います。シロアリは家の下の土壌から侵入してきますので、束石や基礎周辺には念入りに散布しておきます。
床下の点検ができる作りにする。
床下に潜り、土台・柱の間に薬物を散布しバリアを張る作業が一般的だからです。
そのため、床板を上げ交換する床リフォームは、同時に床下の土台、基礎の状態も確認できるため、作業時間的にもコスト的にも、シロアリ対策にはベストなタイミングです。
また、人が入って動き回るため、床下の高さも必要です。
33㎝以上確保しておきましょう。
駆除剤を使わない工夫
・換気をする
・建物周辺に植物や木材、ダンボールなどを置かない
・定期的に建物を修繕する
シロアリが好む環境を作らないようにしていきましょう!
宗像工務店では、注文住宅はもちろん、大きいリフォーム・リノベーションから
部分リフォームまで行っています。
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